書籍『鹿児島睦 まいにち』

明日へつづく「まいにち」をつむぐ

本書は、2023年6月30日に市立伊丹ミュージアムで始まり、その後全国を巡回する展覧会「鹿児島睦 まいにち」展の公式図録です。
日本のみならず世界でも人気のある陶芸家・鹿児島睦。器は使うものであり、見るものでもあると考え、色や形を決め、草花や生き物をモチーフにした絵皿を制作。色々な素材や技法を試しながら、現在の作風を確立し、使う者、見る者の想像力を広げています。

そんな鹿児島睦の「まいにち」は、その日にすることを尋ねることからはじまります。
「おはよう。今日は何する日?」
「お皿の絵付けが20枚、16時に窯出しだよ」
朝ごはんを食べたら、ずっと陶芸。昼ごはんを食べたら、ずっと陶芸。晩ごはんを食べたらお風呂に入って、今度は絵を描く。眠って起きたら、また朝ごはん。

器をつくる鹿児島睦の「まいにち」と、だれかの「まいにち」をしあわせにする器と。
交互にあしらうことで見えてくる、一枚一枚の器がたたえる手のぬくみと、日々手を動かすことの頑健さ。朝から夜まで、一日を一緒に過ごしながら収録したインタビューも掲載。作陶風景、約80枚の器、日常、鹿児島睦の「まいにち」を感じながら、自分自身の明日へとつづく「まいにち」に思いをはせる一冊です。

販売スケジュール
2023年6月30日 販売開始:市立伊丹ミュージアム(兵庫)
2023年7月6日 発送開始:Blue Sheep Shop
2023年7月7日以降 順次販売開始:全国の書店

2023年6月30日発行
定価:税込2,420円(本体2,200円+税10%)
仕様:A4変形、並製、176ページ、日英バイリンガル表記
著:鹿児島睦
編集:永岡綾、森田藍子(ブルーシープ)、吉田昌平(白い立体)
撮影:田附勝[表紙/制作風景]、清水健吾[作品]
翻訳:ダニエル・ゴンザレス 
ブックデザイン:白い立体
印刷・製本:株式会社アイワード
ISBN:978-4-908356–46-9

鹿児島睦(かごしま・まこと)

陶芸家・アーティスト
1967年福岡県生まれ。美術大学卒業後、インテリア会社に勤務しディスプレイやマネージメントを担当。2002年より福岡市内にある自身のアトリエにて陶器やファブリック、版画などを中心に制作。日本国内のみならず、ロサンゼルス、台北、ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっている。作品制作の他、国内外のブランドへ図案の提供も行っており、陶器にとどまらずファブリックやペーパーなど様々なプロダクトを発表。また、国際的なアートプロジェクトへの参加や、空間への壁画制作など活動の幅は多岐に渡る。

展覧会
「鹿児島睦 まいにち」展

2023年6月30日(金)―8月27日(日) 市立伊丹ミュージアム(兵庫)
2023年10月7日(土)―2024年1月7日(日) PLAY! MUSEUM(東京・立川)
2024年2月24日(土)―4月14日(日) 佐野美術館(静岡・三島)
2024年4月24日(水)―6月23日(日) 福岡県立美術館
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撮影:高橋マナミ

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