オバケに会いたい、それとも会いたくない?
不思議な存在「オバケ」を、見て、感じて、知って、
そしてオバケになる。五感を使ったユニークな展覧会
「会いたくない」のに「会ってみたい」。古今東西の文学、絵本、漫画、映画などのさまざまな分野で人々が生み出してきた「オバケ」。実はあちこちにいて、目に見えなかったり、⾝近に定着しているオバケもいます。妖怪や幽霊、ゴーストなど色々な呼び⽅で怖がられ、愛され、どんどん増え続けているオバケ。そんな不思議な存在について、全身を使って鑑賞して知ることができる、今までにない展覧会を開催します。
会場内では、『おばけのバーバパパ』(作:アネット・チゾン、タラス・テイラー、訳:やましたはるお、偕成社 1972年)の会いたくなるかわいらしさ、『ねないこだれだ』(作・絵:せなけいこ、福音館書店 1969年)の思わず逃げ出したくなる怖さを、立体や映像などを使った特別展示で紹介。そのほか、オバケ研究員たちが絵本や絵画、文学、あるいは未発見のオバケを調査し発表する「オバケ研究所」や、不思議で面白い展示空間がさまざまに出現します。企画・アートディレクションは髙田唯率いるAllright Graphicsが担当。祖父江慎(アートディレクター)、橋村雄一(建築家)、安村敏信(静嘉堂文庫美術館館長)、広松由希子(絵本家)ら多彩なプロフェッショナルが「オバケ」を徹底的に掘り下げる、新しいタイプのテーマ展です。