「オバケ?」展 巡回情報
2025年3月20日(木・祝)―5月11日(日)宮崎県立美術館(宮崎)
オバケに会いたい、それとも会いたくない?
不思議な存在「オバケ」を、見て、感じて、知って、
そしてオバケになる。五感を使ったユニークな展覧会
「オバケ?」展



大人も子どももみんなで楽しい、
10のみどころ!
①普通に怖〜いオバケ屋敷
②会いたくない! 怖い怖いオバケ絵本『ねないこだれだ』を、春風亭一之輔(落語家)が朗読する「オバケ落語」
③会いたいオバケ、ピンクの「バーバパパ」と触れ合ううれしいゾーン
④谷川俊太郎(詩人)と谷川賢作(編曲家・ピアニスト)の親子が贈る、軽やかなオバケの言葉と音楽「けいとのたま」
⑤番頭・祖父江慎(オバケデザイナー)がつくる摩訶不思議な「オバケ湯」
⑥加藤久仁生(アニメーション作家)の新作オバケ・アニメーション
⑦絵本研究の第一人者、広松由希子(絵本家)が選ぶ古今東西のオバケ絵本500冊と絵本原画
⑧オバケ研究の第一人者・安村敏信(日本美術史学者)が大展開する日本美術におけるオバケ・幽霊・妖怪の歴史
⑨Allright Graphics、大島依提亜、川内倫子、くどうれいん、柴田元幸、矢部太郎ら、10人のオバケ研究員が成果を披露する「オバケ研究所」
⑩子どもたちが続々とオバケに変身していく「オバケ工場」


会いたくないのに会ってみたい「オバケ」。
そんな不思議なオバケを楽しむ、体験型の展覧会!
古今東西、さまざまな呼び名で存在してきたオバケ。絵本や物語にさまざまな姿で描かれ、ふとした拍子に現れるオバケ。怖いオバケにかわいいオバケ。会いたくはないのに、ちょっと会ってみたい。オバケは私たちの好奇心をくすぐる摩訶不思議な存在です。
その名を聞いただけでワクワクするマジックワード「オバケ」を、規格外のクリエーションで楽しみ尽くす展覧会を開催します。名作絵本『ねないこだれだ』を落語家の春風亭一之輔が朗読する怖い部屋があれば、谷川俊太郎・谷川賢作親子による軽快なオバケ音楽「けいとのたま」や、アニメーション作家・加藤久仁生の新作アニメーションなど、多彩なクリエイター約20組が参加。日本美術におけるオバケの歴史、500冊のオバケ絵本など、オバケを探究し作品化する「オバケ研究所」も設立されます。「オバケ屋敷」、「オバケ湯」、オバケに変身する「オバケ工場」、ナイトミュージアムなど、親子で楽しむ企画も盛りだくさん。見て、感じて、知って、なる。新しさが満載の体験型の展覧会がはじまります。
「見る」「感じる」
①普通に怖いオバケ屋敷
チカチカする電灯、道に揺れる柳、古箪笥や古井戸があちこちに。オバケを見るのが早いか、感じるのが早いか、普通に怖いオバケ屋敷ゾーンです。

PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
②オバケ落語『ねないこだれだ』
会いたくないオバケの絵本を、春風亭一之輔が朗読する怖い部屋です。読み手の声色とオバケにさらわれる子どもの姿で阿鼻叫喚が起こる名作オバケ絵本は、せなさんが落語家の夫から着想を得て生まれました。当代きっての人気落語家・春風亭一之輔が、会いたくないオバケのお話を朗読します。来たことを後悔するかもしれません。

© Keiko Sena
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
③会いたいオバケ、ピンクの「バーバパパ」に会えるうれしいゾーン
会いたいオバケには、フランス生まれのバーバパパはいかがでしょう。柔らかそうなピンク色の身体は自由自在に姿をかえ、可愛らしい洒落た顔があちこちに現れて、笑顔が弾ける楽しいエリアです。

© 2025 A.T. & T.T.

© 2025 A.T. & T.T.

© 2025 A.T. & T.T.
④谷川俊太郎(詩人)と谷川賢作(音楽家)の親子が贈るオバケ音楽「けいとのたま」
「ぬくぬくと ふとって けいとの たまが よつかどを まがる」。谷川俊太郎の詩「けいとのたま」に息子・谷川賢作がメロディをつけ、DiVaが演奏する軽快な曲をインスタレーション展示します。

⑤番頭・祖父江慎(オバケデザイナー)がつくる摩訶不思議な「オバケ湯」
妖怪やオバケが大好きなアートディレクターの祖父江慎が、オバケが作った銭湯の番頭になりました。大きな湯船にはオバケがぎっしり。大きな富士山の絵や説明はどこかが変なのです。

PLAY! MUSEUMでの展示風景(入口撮影:田附勝)

⑥加藤久仁生(アニメーション作家)の新作オバケ・アニメーション
アカデミー賞を受賞した名作『つみきのいえ』で知られる加藤久仁生が贈る、新作アニメーションを発表します。

作・加藤久仁生
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

作・加藤久仁生
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
「知る」
⑦絵本研究の第一人者、広松由希子が選ぶ古今東西のオバケ絵本500冊と絵本原画
オバケ研究所特別研究員の広松由希子が、古今東西のオバケ絵本を500冊選書し展示し、論考を加えます。一部の絵本はその場で読むこともできます。『ねないこだれだ』などの原画作品も特別展示されます。

選・広松由希子(絵本家)
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

選・広松由希子(絵本家)
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

作・せなけいこ
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
⑧オバケ研究の第一人者・安村敏信が大展開するオバケ・幽霊・妖怪の歴史
静嘉堂文庫美術館館長で、江戸時代の妖怪に詳しい安村敏信がオバケ研究所の特別研究員に就任。オバケと妖怪、幽霊はどう違うのか。日本美術に「会いたいオバケ」と「会いたくないオバケ」はどう描かれてきたか、壮大な論を展開します。

安村敏信(静嘉堂文庫美術館館長)
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

安村敏信(静嘉堂文庫美術館館長)
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
⑨大島依提亜、川内倫子、くどうれいん、柴田元幸、矢部太郎ら、10人のオバケ研究員が成果を披露する「オバケ研究所」
Allright Graphics(アートディレクター・グラフィックデザイナー)、大島依提亜(グラフィックデザイナー) 、川内倫子(写真家)、くどうれいん(作家)、柴田元幸(米文学者・翻訳家)、春風亭一之輔(落語家)、田中康弘(カメラマン・ノンフィクションの書き手)、谷川賢作(編曲家・ピアニスト)、矢部太郎(芸人・漫画家)といった様々な分野の作家・クリエイターがオバケ研究員に就任。目に見えるオバケ、愛するオバケ、オバケかどうかの境界を探究し、橋村雄一(建築家)が設計したオバケ研究所内で発表します。

PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)

PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
⑩子どもたちが続々とオバケに変身していく「オバケ工場」、ナイトミュージアムなど、体験型の企画がもりだくさん
「オバケ工場」は大人は入れない、子どもだけの秘密の場所。期間限定の「ナイトミュージアム」も開催!


その他、入場特典やかわいいオリジナルグッズも。


