国立西洋美術館を題材にした絵本『森のはずれの美術館の話』の先行販売と出版記念展を、「一冊の本を売る書店」として知られる銀座・森岡書店で開催します。
絵本『森のはずれの美術館の話』は、作家・梨木香歩が紡いだ物語に、『リサとガスパール』でおなじみの画家・ゲオルグ・ハレンスレーベンが色彩豊かな絵を添えた一冊。静かに、力強く「人が 絵と ふかく むすばれる」体験を伝えています。展覧会では、パリ在住のゲオルグさんが描いた絵本原画を展示し、制作過程のスケッチも特別に披露します。写真家の木村和平さんが撮り下ろした国立西洋美術館の写真も展示します。
会場では、『森のはずれの美術館の話』を一般発売に先駆けて販売し、100冊限定で、梨木さんとゲオルグさんの直筆サインつきの絵本をご用意します。そのほか、物語の題材となった、国立西洋美術館の人気作品、ジョン・エヴァレット・ミレイの絵画作品「あひるの子」に登場するあひるのぬいぐるみも初お披露目、販売します。
さらには、ゲオルグさんがパリや各地で描いた水彩画を約20点、展示・販売します。
森岡書店で “絵を見ること”の豊かさに触れるひとときを、お楽しみください。
展覧会の詳細
◎販売物
絵本『森のはずれの美術館の話』
価格:税込2,200円(本体2,000円+10%)
8月20日の全国発売に先がけ、先行販売を実施。
100冊限定で、梨木香歩&ゲオルグ・ハレンスレーベン 直筆サインつき書籍を用意します。
「ひとが 絵と ふかく むすばれる ここには そういう ねがい が こめられている」
「人びとは 建築家の 結界のなかで 西洋のかけらたちと 出会う」
国立西洋美術館は、東洋に現れた「西洋への窓」です。数奇な運命を辿ってやってきたコレクションは、森のはずれの美術館で「西洋のかけら」としてきらめき、そこでは“東”と“西”が静かに見つめ合っています。そんな特別な場所で、人が絵と結ばれることの喜び、そして大切なものを見出すことの幸せを、二人の名手が静かな力強さで描き出した一冊です。
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◎展示作品
『森のはずれの美術館の話』原画とスケッチ




私はもともと画家として出発したので、イラストレーションを本の中に再現された「絵画」だと考えています。使う油絵の具は、黄、赤、クリムゾンレッド、紫、青(実は2種類の青)、そして白の6色だけ。これらの色を音符のように捉えています。原画は、ポリエステル・ヴェラムという素材に描いています。いつか、この素晴らしい美術館を訪ねてみたいです。
ゲオルグ・ハレンスレーベン
木村和平による国立西洋美術館の写真





◎販売物
《あひるの子》のぬいぐるみ
2,400円+税(税込2,640円)
作中に登場する国立西洋美術館の人気作品、ジョン・エヴァレット・ミレイの絵画作品《あひるの子》のぬいぐるみです。

◎展示・販売物
ゲオルグ・ハレンスレーベンの水彩画
ゲオルグさんがパリや各地で描いた水彩画。
額装込み:12万円〜28万円(税別)
※作品は会期終了後にお届けします






開催概要
会期:2025年8月4日(月)~8日(金)
時間:8月4日(月)15:00~19:00、5日(火)~7日(木)13:00~19:00、8日(金)13:00~20:00
会場:森岡書店
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階
入場:無料
問い合わせ:ブルーシープ 0422-27-5206(平日10:00−18:00)