
人はなぜ盗むのか?
そして、人はなぜ、どろぼうに魅せられるのか?
どろぼうは悪い。どろぼうは犯罪だ。
そう思う気持ちとはうらはらに、人々は昔からどろぼうに注目してきました。第一部では、物語や史実として語り継がれる「大どろぼう」12人を、イラストレーターの伊野孝行さんがユーモアたっぷりに肖像画として描き、彼らの名言とともに紹介します。
第二部では、憎まれながらも、時に賞賛されるどろぼうという存在について、『ヤクザときどきピアノ』の著者・鈴木智彦さんが語ります。どのような背景があり、心理が働くのか、窃盗という犯罪が人類の歴史においてどう捉えられてきたのか、過去から現在までの創作と史実を縦横無尽に駆けめぐり、「人はなぜ、どろぼうに惹かれるのか?」という問いに迫る一冊です。
本書は、2025年7月、PLAY! MUSEUMで開催し、全国を巡回する「大どろぼうの家」展に合わせて刊行する公式アートブックです。
書誌情報『どろぼうたち』
定価:税込1,100円(本体1,000+税)
絵:伊野孝行
解説:鈴木智彦
表紙・扉:ウィリアム・モリス作「いちご泥棒」より
扉イラスト:嶽まいこ
編集:永岡綾
装幀:名久井直子
印刷・製本: TOPPANクロレ株式会社
仕様:B6変型、上製、50ページ
ISBN:978-4-908356–75-9
販売スケジュール:
7月16日(水)PLAY! MUSEUM「大どろぼうの家」展 にて先行販売
8月15日(金)全国の一般書店で発売開始
目次:
どろぼうたち
人はなぜ犯罪の王〝どろぼう〟に惹かれるのか? 鈴木智彦
【取扱店】
全国の書店
【オンライン販売】
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著者プロフィール
伊野孝行(いの・たかゆき)
1971年、三重県生まれ。東洋大学卒業。セツ・モードセミナー卒業。第44回講談社出版文化賞受賞。著書に『画家の肖像』(888ブックス)、『となりの一休さん』(春陽堂書店)、『いい絵だな』(集英社インターナショナル)、絵本の共著に『おしらさま』(汐文社)、『ちからもちのおかね』(偕成社)などがある。
鈴木智彦(すずき・ともひこ)
1966年、北海道生まれ。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代 BULL』編集長を務めたのち、フリーライターに転身した。暴力団やアウトロー関連の記事を幅広く執筆。著書に『ヤクザと原発』(文藝春秋)、『サカナとヤクザ』(小学館)、『ヤクザときどきピアノ』(CCCメディアハウス)などがある。
展覧会情報
「大どろぼうの家」展
2025年 7月16日(水)〜9月28日(日)PLAY! MUSEUM(東京・⽴川)
会期中無休
10:00-18:00(入場は閉館の30分前まで)
その後全国を巡回
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