ヨシタケシンスケが描いた「どろぼう」とは?

あなたの最終的な目標は、
大どろぼうになることです。
ただのどろぼうじゃ
つまらない。
あなたが目指すべきは、
大どろぼうです。
許されざる罪人でありながらも、古今東西の物語に数多く描かれてきた「どろぼう」。超人的な能力者として、謎めいたヒーローとして、時にはおっちょこちょいで親しみのある存在として、人はどろぼうに憧れ、なぜか惹かれてしまうものです。
そんな不思議な存在のどろぼうに、ヨシタケシンスケさんが初めて挑みました。ヨシタケさんの描く「大どろぼう」は、特別な能力も強さもなく、悪人でもありません。日々を生きるわたしたちが、知らず知らずのうちに失っているものを取り戻し、自由を手にすること。そのために、誰もが大どろぼうになることができる。そんな励ましが込められています。
ヨシタケシンスケ
1973年神奈川県生まれ。絵本作家、イラストレーター。日常の一コマを切り取ったスケッチ集や、装画、挿絵など、幅広く活動している。絵本デビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞、『もうぬげない』(ブロンズ新社)でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞など、多くの賞を受賞。近著に『そういうゲーム』 (KADOKAWA)、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』(筑摩書房)など。現在、展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない』が日本各地で巡回開催中。
◎展覧会
「大どろぼうの家」
2025年 7月16日(水)ー9月28日(日)PLAY! MUSEUM(東京・立川)
『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』の原画を展示予定。
ー2025年7月上旬 発売予定ー
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